タロットの本質

画像を見て何を感じますか？

女性は「苦しんでいる」ように見えますか。
苦しんでいる？？？　リラックスしているように見えると思います。

タロットの本質は・・・なんなのだろう。
© Robert M. Place
THE Vampire Tarot

私達が普段意識するにせよ、せざるにせよ、受け入れている一般的なタロットカードに対する認識は、

タロット＝占いであろう。
されど、私は、本質は、「占うこと」より、「シンクロニシティと魔術」に近いものだと感じている。

他人が自分の未来を予測する？？極めて不自然な行為のように感じるのである。
判りやすく表現するならば、タロットとは、「絵柄がそこに存在する」である。シンプルだ。

歴史を紐解いてみても、占いに利用され始めたのは、占い師の存在が出始めてからであり、
それ以前は、「純粋な絵柄カード」として存在していたと言われる。
つまり、「何を感じるかは個人の自由」であり、カードに意味などは付いていなかったのである。

タロットの本質は、「自身の潜在意識・深層意識」にあり、それは、人から与えられるもので無く、
「あなた自身」なのである。つまり、「絵柄を見て何を感じるか。感じているか」は、あなたにしか判らない。

この、判る－判らない　の次元は、意識と無意識の境目を振り子のように、「行ったり来たり」しているのだから、自身の肉体と精神（心、脳意識）にスイッチを入れる。ここでの肉体と精神とは、医学的な「肉体・精神」にとどまらず、何かを感じる主体、つまり、精神あっての肉体、肉体あっての精神であるため、他人の肉体＆意識＆無意識が入り込める道理ではなく、【あなた自身があなた自身を認識している】のである。実にシンプルな法則であろう。

「黒猫」を見て可愛いと感じる時。

「黒猫」を見て不気味だ・・・と感じる時。

どちらも、あなた。なのである。

タロットの本質は、「子供のように純粋なものであり、自由自在」と、私は経験から感じている。

本質は・・・占いでは無いのかもしれない。