秘密の腋の下
女性の体でいちばんセクシーなのは、どうやら腋の下らしいのだ。 腋の下というのは ― ロマンスやセックスを論じるときには、ふつう思い浮かべないが、実はセクシーな部分である。 というのも、 肉体のなかでフェロモンが豊富に生成される場所だからだ。 フェロモンを生成するアポクリン腺が多数ある腋の下は、 セックス、恋、そして性愛において重要な役割を担っている
19世紀の詩人、シャルル・ボードレールは、「霊魂はエロティックな汗に宿る」 と書いている。
これが、無味無臭のフェロモンのなせるわざなのだろうか?
フェロモンのもとは体内で作られるステロイドと考えられている。 このステロイドが皮膚に流出すると、代謝による変換でフェロモンとなる。 最も強力なフェロモン生成の場は、鼠頸部=そけいぶ(生殖器周辺)、 腋窩=えきか(わきの下のくぼみ)にある。
掲載情報は、すべて、出版社に許可を得ています。 「草思社」様、ご協力に感謝いたします!
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