MAKAN-魔鑑

貴女という名の魔術鑑定

「紙コップ」の秘密

なぜ、「紙コップ」なのか?

みなさん、こんにちは。
さて、今回は調香道具に関してのお話です。


道具の1つである、「紙コップ」を使う意味についてお話します。

多くの調香師は、ムエット(試香紙)で、香りを確認したり、手で柔らかな風を起こして香りを確認します。
アロマスクールなどでも、これらの方法で香りを確かめるようです。
これは、「現実に香りを感じるシーンを想定している」から。
つまり、【香りというのは、空気中に漂いながら~香るもの】という、
概念の元での方法なので、理論的にも実践的にも正しいと言えるでしょう。

でもね・・・ちょっと待って。
ホントに香りは漂うものなんでしょうか・・・。

そりゃー、そうでしょ。Nobuyaさん!
実際のシーンで、香りを纏っていて良かった!って思う瞬間は、
自分からほのかに漂う香り、ふとした際に漂う瞬間だもん!

との声が聞こえてきそうです。

でもね、Nobuyaは上記の方法を使いません。
なぜならば、【ふとした際に香りを漂わせる】のは、素敵なゴールであって、創作の方法ではない”と思うから。

う~ん、言ってることが解りにくいんだけど・・・。
ゴメンなさい、もう少しご説明させていただきます(汗

一般論の「実際」と私の感じる「実際」に微妙なズレ” があるのです。
一般論の実際は、空気中に香りが漂う。ことを想定しています。
それに比べて、私が感じる実際とは、【無意識と意識の境目の瞬間】なのです。

例)朝起きる→香りを纏って出勤→ふとした際に香る→満足感。

と、連想してみてください。
一連の動きの中に、香りのボトルを自分のデスクに置いて、優雅に手で風を起こしているシーンはありません。
もちろん、休み時間中、又、家で優雅なシーンを再現することはあるでしょうし可能ですけれども。

私は、「紙コップ」の底に数滴のオイルをたらし、コップ内に鼻を突っ込みながら香りを確かめます。
この状態が、ふとした際”に近いと感じているから。

私は、皆さんが、香りを使用される日常においての、
【無意識と意識の境目の瞬間】をいつも気にかけ、創作しています。

意識=朝起きて香りを纏う。
無意識に近い意識=ふとした際、漂う瞬間。

ふとした”は、無意識に見えて、実は意識の延長でもあること。
だと考えるので、私は、ふとした”=【香りが漂ってきて欲しい】
との「心=意識」に素直になるため、紙コップを使うのです。

紙コップの場合、香りは漂わずに、こもり”ます。

●自分の匂いとなじみ素敵に香る瞬間とは。「漂う」よりも【匂いがこもる】こと。
それが、ふと” したシーンで素敵な香りを演出する、私なりのコツ” です。

Nobuyaのサポートは、相対性の概念、「満月と狼の関係性」を、あなたの日常生活に具現化するでしょう。

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